ブロブ検出パラメータ
このページでは、メインタブのパラメータパネルにある ブロブ検出 の各パラメータと、「複数人が 1 つの塊として検出されてしまう」ときの調整手順を説明します。
ブロブとは、背景差分で前景として残った点群をクラスタリングしてまとめた、物体の塊のことです。重心と半径で表されます。
パラメータ一覧
Section titled “パラメータ一覧”各スライダー(ScrubInput でドラッグ操作)の意味と目安です。
| パラメータ | 意味 | 範囲 | 初期値 | 調整の目安 |
|---|---|---|---|---|
| background_enabled | 背景差分の有効 / 無効 | — | ON | OFF にすると背景を引かず、視野内の全点を検出対象にします |
| background_tolerance | 背景との距離差分の閾値(m) | 0.01〜0.5 | 0.03 | 敏感すぎてノイズを拾う → 上げる / 物体を見落とす → 下げる |
| cluster_distance | クラスタリングの距離閾値(m) | 0.02〜1.0 | 0.10 | 接近した物体を分けたい → 下げる / 1 つの物体が割れる → 上げる |
| min_cluster_points | 最小クラスタ点数 | 1〜100 | 3 | ノイズ除去。上げるほどノイズに強いが、小さな物体の感度は下がる |
| max_cluster_points | 最大クラスタ点数 | 10〜5000 | 500 | 大きすぎる塊を弾く・分割したい → 下げる |
| min_blob_radius | 最小ブロブ半径(m) | 0〜1.0 | 0.01 | この半径未満のブロブを無視(初期値 0.01 = 10mm 未満を無視) |
| max_blob_radius | 最大ブロブ半径(m) | 0.01〜5.0 | 1.0 | この半径を超えるブロブを無視(初期値 1.0 = 1m 超を無視) |
複数人が 1 つに見えるとき
Section titled “複数人が 1 つに見えるとき”近くに立った 2 人が 1 つのブロブにまとまってしまう場合は、クラスタが「つながりすぎ」です。以下の順番で調整します。
- ビューワーの表示メニューで「ブロブ」を ON にし、いまどう塊になっているかを確認します。
cluster_distanceを下げます(例: 0.10 → 0.05)。点と点を同じ塊とみなす距離が縮まり、近くにいる人どうしが分かれやすくなります。- それでも分かれない、あるいはノイズが増えた場合は、
min_cluster_pointsを上げます(例: 3 → 5)。小さな点の塊を無視し、はっきりした塊だけを残します。 - なお背景との差が出にくく塊が不安定なときは、
background_toleranceを下げます(例: 0.03 → 0.02)。前景をより細かく拾い、人の輪郭が出やすくなります。 - ビューワーでブロブが人数どおりに分かれたか確認します。下げすぎると 1 人が複数の塊に割れるので、割れ始めたら少し戻します。
- トラッキングパラメータ — ブロブにプレイヤー ID を割り当てる段階の調整
- パラメータプリセット — 用途別の初期値をまとめて適用
- 背景キャプチャ — 背景差分の基準を記録する
- トラブルシューティング — 「複数人が1つに見える」「ノイズが多い」などの症状別対処